靴紐を解いて踵を滑らす。
人としてのしぐさには、その人の生まれ育った背景と環境、そしてその人自身のものの考え方に出ると云われています。
社会との関わるの有る人である以上、そう云った仕草を助けるべく、本紫檀で靴ベラを作りました。
本紫檀とは、中国・インドからの輸入材で、平安時代の中国からもたらされたものです。
木材を用いて、小机や文箱などが作られており、正倉院御物に、多くの優れた製作が見られます。
和材の堅木としての気乾比重が0.6~0.9に対して、唐木といわれる紫檀の気乾比重は1.09となり、水にも浮きません。
その堅いとされる本紫檀を削り、磨くことによって足入れの良い靴ベラにしました。
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素材:本紫檀(ほんしたん)・牛革
仕上げ:荘油ベースに植物油を原料とした天然ワックス仕上
サイズ:幅40㎜ 長さ230㎜(木の部分のみ・ストラップ含まず)
※工芸者紹介ページもございますのでご覧ください。
https://edogawa-dentoukougei.stores.jp/news/5ee8bf78d26fa550227b03e9