色土を筋状に土に挟み込んでろくろ挽きをすると、ろくろの回転により螺旋状のマーブル模様が表出する練上技法で制作し、更に縁には彩泥技法でぐるりと一周赤い花模様を施した大鉢です。
縁の花模様は、模様の輪郭を線刻した内側に、化粧土を5~7回に分けて少しずつ重ね塗りをする事で、凸凹した立体的な花様にしています。
さらに、縁は花模様に合わせて、カットする事で断面にも練上の細いマーブル模様が表出しています。
練上のマーブル模様は後で絵付けしたものとは異なり、表裏に同じ模様が現れるのが特徴です。
また、彩泥とは、化粧土(色土)を使用して細工や彩色を施す技法の総称です。
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素材:陶土・釉薬
技法:練上技法・彩泥技法
サイズ:径300㎜ 高さ60㎜
※陶芸のお話は、工芸者紹介ページにも記載しておりますのでご覧ください。
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