老若男女関係なくお祭りを楽しめる日々が1日も早く戻ってくれば、という思いを込めて晴れ渡った空の下で、賑やかにお神輿を担いでいる様子を描きました。
お神輿の装飾部分は一部金箔を貼って、華やかさを表現しています。
疫病退散を願いアマビエのうちわを持っています。
お神輿の反対側の祭という文字が入ったうちわは、持ち手を左側にしています。
「左団扇で暮らせるように」という意味合いが込められています。
うちわの左下には儀治の花押を入れております。
10年ほど前になるでしょうか、儀治が胃の切除手術をしたことがありました。
手術直前、付き添っていた身内の者に儀治が何か伝えようとするのです。
うまく話が通じずにいると、手を取って何か文字を書いてきます。
後でわかったのですが、なにやら音が聞こえてきてお神輿が部屋に入って来たのを見て手術がうまくいくことを確信し、それを伝えたかったそうです。
麻酔が見せた夢かもしれませんが、おかげさまで手術はうまくいきました。
※篠原儀治は、本年4月11日に96歳にて天寿を全う致しました。
生前、今回のオンライン展覧会に向けて新作のデザインを考えており創作意欲を最期まで持っていた本人の遺志を継ぎ、本人の代わりに孫の由香利により絵付けを施し、形にしたものを出品致しました。
音をよくするための工夫として鳴り口の部分をわざとギザギザのままにしてあります。
怪我をしやすい部分なのでお取り扱いの際には十分お気をつけください。
手作りのため音色も一個ずつ違います。
製法上、ガラス部分に気泡やしわが入ることがあります。
江戸風鈴は(有)篠原風鈴本舗の登録商標です。
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原産国:日本
素材:ガラス、木綿、アクリル(ビーズ)、麻(短冊)
サイズ:直径約8cm×高さ約7cm(風鈴のみ)
約32cm(吊るした際の全長)
重さ:約40g
※手作りのため、サイズや重さには個体差があります。
※江戸風鈴のお話は、工芸者紹介ページにも記載しておりますのでご覧ください。
https://edogawa-dentoukougei.stores.jp/news/5ee8c671d3f1673ca6651268